債権無料相談室 福岡 債権回収 未収金 家賃の滞納 メディクル

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   弁護士も知らない交渉のコツ



どうやったら債務者はお金を払うでしょうか。

 それを考える前に人が何か決める瞬間を思い浮かべましょう。
例えばある商品を買うかどうか迷っているとき、それを購入した場合のメリット、デメリットを
にかけています。メリットはその商品が持つ魅力です。機能、デザイン性など様々でしょう。それらが購入代金に見合うかどうかで買うのかどうかを決めます。デメリットはまさに購入代金を払うことです。

 
商品の魅力>購入代金ならその秤はカタンと音を立てて買うという決断が下され、逆に商品の魅力<購入代金なら買わないという決断が下されます。また、A商品にするかB商品にするか迷っているときも殆ど同じです。A、Bそれぞれの商品を購入した場合のメリット、デメリットを秤にかけて決断が下されます。

 それでは、債務者がお金を払うという瞬間にはどんな秤を用意してあげればいいのでしょうか。少し考えてみて下さい。デメリットはお金を払うことかな〜じゃあメリットは何だろう、、このように考えるとなかなか答えは出ません。答えは、Aという嫌な事とBという嫌な事とどっちが
マシかという秤です。Aという嫌な事は素直にお金を払うこと、なのでそれよりももっと嫌な事をBのお皿に乗せてあげればいいのです。

 例えば30万円を払うという嫌な事は、会社までお金を取り立てに来られるという嫌な事よりはマシ。『30万円の支払い>会社まで取り立てに来られる』。Bのお皿に何をどれくらい乗せるかは債務者次第です。債務者は経営者なのかサラリーマンなのか、又は家族はいるのかいないのか。そのお金を払うに見合うだけの嫌な事はそれぞれ違います。人はとかくトラブルを嫌います。できることなら穏便にことを進めて回収したいと誰もが願うでしょう。しかし、結局はそこにつけ込まれて債務者はぞんざいな態度になって行きます。

 だから本当に回収しようと思えば、最後はトラブルを避けては通れないのです。内容証明を出すのもしかり、相手の会社や自宅に取りに行くのもしかりです。しかし、いざ、相手に会うとこう言うでしょう。「何でここまで来るんだ!」そこであなたは臆面もなくこう言い返して下さい、「あなたが約束を守らず払わないからでしょう」あるいは「連絡をくれないからでしょう」と。

 相手は債務者、
あなたは債権者です。立場の違いをはっきり教えて上げましょう。ただし、あなたが債権者だからといって何でもやっていい訳ではありません。言うまでもなく、法律に引っかかるようなことは決してやってはいけません。何が駄目で何が大丈夫なのかは専門家によく相談しましょう。



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